【レビュー】高級感あふれるレザーカメラバッグroku 【ビジネスにも使える】
スクエア型でビジネスにも使える、かつカメラも持ち運べるカメラバッグはないかなと探していたところで見つけたのが、backroomのカメラバッグrokuです。
構想に3年、6人のクリエイター達が監修したという、聞くだけで最強のカメラバッグなんじゃないかと感じさせるバックグラウンドがあります。
rokuの公式HPを見れば、十分すぎるくらいこのバッグの凄さが伝わってくるのですが、実際に使ってみて、私が感じたことについて解説していきます。
カジュアル、ビジネス両方に使っても違和感がない
ごらんのとおり、見ただけでわかる上質なレザーを使ったスクエアデザインで、フォーマルな印象を受けます。
かといって、ガチガチに真面目なデザインというわけでもなく、ビジネス寄りのカジュアルバッグなので、仕事にも遊びにも使えるなという印象を受けました。
位置付け的にはこんな感じ
高級感のある作りが所有感を満たす
作りはかなり丁寧です。
とくにステッチがしっかりしています。素材はステアレザーで上質で柔らかいのに対して、縫製部位は締まった感じて、そう簡単には綻びることはないなと感じさせます。
柔軟性と剛性を両立させています。
だいぶ柔らかくなってきたので、今はそうでもありませんが、購入当初は作りがしっかりしすぎて、上部コンパートメントが開きにくかったです。
あとは、レザーなので水に濡れると水のあとが残っちゃうと思います。
レザーオイルを塗ったり、防水スプレーをかけるなど対策はありますが、お値段的にも雨の日は使いにくいところはある…
前面トップのポケットが秀逸
この前面のポケットはなんとジップがありません。
モノ入れたら落としそう
と、思うでしょうがこれが全く落ちません。しかも、アクセスが楽なのでなんでもここに入れたくなってしまいます。
この判断は大正解!携帯などを入れています。
rokuの好きな部分です。
機能性に長けている
上部は両サイドにジップポケットが2つ、前面側にメッシュポケットが2つ
背面側には画面を保護してくれる起毛生地のポケットが1つ。ipad miniを入れるにちょうど良さそうです。
rokuの上部コンパートメントは本当にいい感じで、スクエア型であることも相まって大容量です。
さらに、他の箇所に収納もあるので、もうなんでも持って行けちゃいます!
ただなんでも入れられるというのがメリットでもあり、デメリットでもあります。
PCは背面上部に専用のコンパートメントがあります。
下部コンパートメントの前面側にジップポケット。
旅行ケースの取手にもつけられる背面のバンドが最高。
小物を入れるのに特化した作りになっており、ガジェットの持ち運びには最高の機能性です。
注目したい下部コンパートメントの収納性については後述します。
レザーなんでちょっと重い
公式では、1.8Kgとのこと。
レザー製なのでちょっと重たく感じます。これは、公式HPで言っているとおり、
オールレザー製でずっと長く使える
という、バッグのコンセプト上、仕方ないところ。
チェストベルトがないので結構振られる
rokuは大容量の荷物を入れることができます。これがメリットでもあり、デメリットでもあります。
カメラバッグによくあるチェストベルトがないので、荷物をたくさん入れるとと歩いているときに左右に体が振られます。
カメラやPCって、いざ荷物として入れるとバッグがめちゃ重っ!になるんですよね。
その上で小物類を入れると、前述のカメラの重量も相まって、まぁキツイ…とくにipadも入れた日にはもう…
コンセプトにあるとおり、チェストベルトがあるとダサく感じるというのは事実なのでここも仕方ない。
そのせいか、ハーネスはクッションとメッシュが施されており、ユーザーへ配慮した作りになっています。
これがあるだけ、だいぶ楽ではあります。
カメラファーストではない
ここが一番伝えたいことですね。MakuakeのHPでは、
カメラファーストではない
とあります。
これが本当でした。ここからは、カメラバッグとして使う際のもっとも大事な注意点を解説します。
サイドアクセスからカメラを取り出すのが大変
一番の衝撃は、SONYのフルサイズカメラでは、大きすぎてサイドアクセスから取り出すことができないのです。
理由は、意図的に作られたかのようなサイドポケットのスラッシュデザインの部分。
背面側に向かって、口を小さくしていることで、ここにカメラの角が引っ掛かります。
不可能ではないですが、取り出し時にカメラを落下させること必至です。
SONYのフルサイズカメラは、全メーカーの中で最も小型なので、これが無理なら他のメーカーのフルサイズカメラは確実に入りません。
逆に、コンデジは小さすぎてバッグの中でゴロゴロします。
なので、rokuでフルサイズカメラを持ち歩くときは、サイドポケットからカメラを取り出すのは諦めましょう。素直に前面のアクセスから取り出して下さい。
APS-Cかマイクロフォーサーズのカメラならサイドアクセスからでも取り出せるかもしれません。
ちなみにですが、カメラのレンズを下(地面向き)にすれば、サイドアクセスから取り出すことはできます。
しかし、この方法はおすすめしません。
カメラの重みでマウントに負荷がかかるし、レンズを1本しか入れることができないからです。
当然、大三元レンズをつけた場合は、この方法でもサイドアクセスから取り出すことはできません。
カメラを取り出すよりも、傘とかすぐに取り出したいものを入れるのが良いかなぁ〜。
サイドポケットにジンバルを入れるのは危険
サイドポケットは、小型ジンバルが入るとのことですが、私はオススメできません。
試しにCRANE M3を入れてみましたが、ご覧の通り。
rokuはデザイン性を保つためにコンプレッションベルトがないので、ジンバルの上部を固定できません。ジンバルがサイドポケットの中でけっこうぐらつくので、持ち運びには不安ですね。気軽に走ることはできないです。
コンプレッションベルトとというのこんなの
一応、サイドポケットに入れるのではなく、内側の切り込みに差すのですが、肝心なのは上部の固定。
携行するならdjiのOM5などのスマホ用ジンバルレベルでしょうか。
ペットボトルの収納は絶妙に良し。あとはミニ三脚ですね。
カメラバッグとしての収納力はこんな感じ
フルサイズなら本体とレンズ3本が良いところでしょうか。上部コンパートメントが優秀なので、メンテナンスグッズやレンズフィルターなど撮影に使う小物はそちらに入れればOK!
ただし、ライトスタンドやジンバル、三脚(ミニ三脚を除く)をバッグに入れるのは難しいので、高度な撮影機材を使ってガチ撮影っ!というよりは、ライトな撮影に向いています。
ライトな撮影ならrokuは最高のカメラバッグ!
いかがだったでしょうか。
私が使ってみて感じたのはrokuはライトな撮影シーンに対応するデザイン、機能性を両立したカメラバッグです。
公式で言っているとおり、確かに“カメラファーストではない”カメラバッグです。私が想像した、「カメラバッグだからできるだろう」と思っていたことができません。
大型の一眼レフカメラとレンズを大量に持ち運びたい方
には確かに向かないかなと。
まとめるとこんな感じ。
何度も引用しますが、
カメラファーストではない
です。
いうて、結構イケるしょ〜!
と、思いがちですが、公式で言っていることが本当です。
撮影において、rokuが向いてるシーンを表すと…
たとえば、PCはもちろんガジェット類がたくさん入るので、旅行ブロガーやVlogarなど
ライトな撮影ができるなら十分っ!
なんて方にはオシャレも両立できる最高のバッグになると思います。それなら、サイドアクセスからでも取り出せるAPS-Cサイズのカメラでも十分ですしね。
逆に、ライトスタンド、三脚、ジンバルなどの持ち運びに適していない、フルサイズカメラだとサイドアクセスから取り出しにくいというところでは、このバッグ単体だと、作品撮りや柔軟な撮影には向かないですね。取り出しにくさはライトな撮影でも致命的だけど…
あの三角地帯さえなければ、個人的に最高のカメラバッグだったのですが、フルサイズカメラをサイドアクセスから取り出せないことが、こんなにも不便に感じるとは思いませんでした。
次作で改善されないかなぁ〜。そしたら絶対買うっ!
以上、カメラバッグとしての観点ではありましたが、ライトな撮影や普段使いのバッグとしてはめちゃくちゃ使えるし、背負っててテンションが上がります!←これ重要
以上、rokuのレビューでした!
気になる方はbackroomの公式ページから!