【レビュー】ZHIYUN CRANE M3 ジンバル初心者が買うべき理由 4選
ジンバルってご存知ですか?ジンバルとは、動画撮影において、手ぶれを劇的に安定させてくれるいわばスタビライザーです。
例えば、カメラを手持ちにして走ってみましょう。
こうなりますよね。
では、カメラをジンバルにつけて走ってみましょう。
ZV-1 手ぶれ補正:アクティブ ジンバル
びびったーっ!
どうですか?全くブレていませんよね。最後に両方の比較を見てみましょう。
こんなブレのない画を撮るためにはジンバルは必要不可欠です。手持ちでは絶対に撮れない画がジンバルだと撮れるようになるんです!
ジンバルにもさまざまなメーカー、種類がありますが最初のジンバルに選ぶとしたら一つしかありません。
ZHIYUN社のCRANE M3です!
自信を持って言います。初めてのジンバルにCRANE M3以外はありえません!
えっなんで?
それは、こんな素敵な機能があるからです。
それ普通じゃないの?
って思いますよね。今日は、その機能がなぜ素敵なのかをジンバルの歴史的側面から紹介していきます。
ちなみにCRANE M3には、この他にも画期的な機能が様々ありますが(ライトがつくとか)、このジンバルを購入すべきと思う機能は惑うことなく、この4つです。
ロック機構がある!
これは恐ろしい機能です。
昔のジンバルは、カメラを載せる部分にロック機構はないのでパーツがブランブランしてました。
どうもならないので、マジックテープで固定するしかありません。
カメラを載せて軸合わせするのも大変。初めて触ったとき1時間かかりました。
しかし、CRANE M3にはロック機能があります!
これによって、移動時もパーツがプランプランすることなく、安定して持ち運びができるようになりました。
もちろん、カメラを載せたときの軸合わせ(バランス合わせ)もパン、チルト、ロールひとつひとつをしっかり合わせることができるようになります!
ちなみに、今の自分ならロック機能なくても軸合わせができるかやってみたら一瞬でできました。成長したんだなぁ…。
とはいえ、初心者はロック機能があった方がいいです。でなければ、あなたはファーストインプレッションでジンバルを嫌いになることでしょう。
モニターからモードを変更できる!
ジンバルはモニターがついておらず、スマホとBluetoothでつないで、アプリからジンバルの設定をコントロールするというのが常識でした。
本体からもジンバルのモード(パンフォロー、チルトフォロー、FPVなど)だけ変更できましたが、単純な方法ではなく、ボタンを3回押すとか、トリガーを長押しとか、コマンドを暗記しておく必要がありました。
しかし、CRANE M3にはモニターがあります!
もうスマホがなくてもいいんです。
軸の安定度のモニタリングもキャリブレーションもジンバルの各モードも本体を操作するだけで完結するんです。
モード変更のコマンドも暗記しなくていいんです!
フルサイズカメラが載せられる!
ジンバルは当初、大型なものしかありませんでしたが、徐々に小型のジンバルも出始めました。しかし、今度はペイロード(耐重量)が足りません。フルサイズカメラを載せるなんて不可能。とはいえ、小型だしそれは仕方ないだろうというのが一般常識でした。
それの常識をぶち壊したのが、CRANE M3です。
フルサイズカメラが載ります。脅威的です。
小型ジンバルはコンデジ、APS-C機しか載せられないが常識だった世界に、フルサイズ機が載る!
完全にパラダイムシフトです。
使用も基本的なカメラワークなら十分。ただ、レンズは軽いものでなければバランスを取るのに限界がありますね。
軽くてコンパクト!
ジンバルは基本的に重いです1Kg以上あります。
軽いじゃん
なんもなんも。ジンバル1.5kgにカメラ本体とレンズを載せて総重量2.5kgくらい。これをやや前に倒して持っているとやたら重く感じるのです。ジンバルを持っていくときはガチ撮影のときと決まっていました。
しかし、CRANE M3はたったの0.8kg!
この重さのやばいところは、前述したフルサイズカメラが載せられるのに0.7kgということ。これまでフルサイズを載せられるジンバルは最軽量でも1.2kgでした。
当時は1.2Kgが軽い!と、もてはやされたものです。
CRANE M3はついに1kgを切る重さでフルサイズを載せられるようにしてきました!進化の差が極端すぎます。
もちろんFPVのようなグイグイ動かすカメラワークはできませんが、普通に使う分には十分です。
小さいのでカバンのサイドポケットにも入ります。
軽いので撮影時も疲れないですね。
ひと昔前はこんなジンバル存在しなかった
いかがでしたか?この機能のありがたみがわかりましたでしょうか。ひと昔前のジンバル界にはこんなのありませんでした。
私は初心者の人が
CRANE M3は高いから、安いので十分!
こう言っていたら、
「ならばジンバルは買うなっ!」(使い勝手悪くて嫌いになるから…)
と言いますね。
間違いなく絶対にです。
私はこれらの機能を手にしたとき、涙を流しそうになりました。(今まで自分がしてきたことはなんだったんだ…)
正確には、もう一つの愛機であるdji社のRONIN-SC2からジンバルにこういう機能が搭載されはじめてきましたが、RONIN-SC2はデカいですからね。同等の機能を持っていてコンパクトなジンバルはこの記事を投稿した時点(2022年10月)では、CRANE M3しかありませんでした。
近しい性能のジンバルで同じメーカーのCRANE M2Sがありますが、こちらはモニターがないので、細かな設定はスマホが必要になります。
いいですか、みなさん?
初めてジンバルを買うなら、CRANE M3一択です。今ならだいぶ安くなっています。
このジンバル界の歴史を知っていれば、後悔はしないはずです。
ぜひ検討してみてください。
今後、CRANE M3の使い勝手をさらに良くする方法もご紹介しますのでお楽しみに!