SONY シューティンググリップ GP-VPT2BTはこう使え!

SONYのシューティンググリップGP-VPT2BTは、カメラを遠隔操作できる神デバイスです。
シューティンググリップを有名にしたのはVLOGCAM ZV-1でしょう。
基本的な機能としては、Bluetoothでカメラと繋ぎ、無線でシャッターを切ったり、カメラに設定したカスタムキーも使うことができます。
この機能、かなりの応用がきくんです。
そこで今回は、私がシューティンググリップをどんなシチュエーションで使っているのか、紹介していきたいと思います。
- リモコンに使う
- ミニ三脚に使う
- ジンバルに使う
ぱっと見、普通ですね。でも、中身は強力です。
順番に解説していきます。
リモコンに使う
テレビの…
ではなく、カメラのです。
シューティンググリップはBluetooth機能なので、無線でカメラと繋ぐことができます。
つまり、カメラから離れてシャッターを切ることができるんです!
これによりどういうことができるようになるか…。わかりますね?
わ、わからん…
では、紹介しましょう。
自撮りができる
セルフポートレートが撮りたいときってありますよね?
えっ?ない。
いえ、あるんです。そんなときに、レンズの前に立ってパシャリ!
一人で旅行に行っても楽しい思い出が残せますよ!(ほんとか…?w)
長時間露光ができる
例えば、星の撮影や流れる滝などシャッタースピードを長くすることで撮れる写真があります。


このとき、カメラ側でシャッターを切るとその振動で写真がブレてしまうことがあります。なので、よくレリーズを使うことがあります。
しかし、星を撮るためにわざわざシャッターを切る機能しかないレリーズを買うべきかも悩みどころです。
ならば、もちろん遠隔でシャッターが切れる一石多鳥のシューティンググリップで良いじゃないですか。
セルフタイマーがいらなくなる
よく集合写真を撮るときにセルフタイマー使いますよね?
撮ってくれる人がいないと…
使うしかない…!セルフタイマー機能をっ!
ってなります。でも、自分のタイミングでシャッターを切るわけでないのでなかなかポーズのタイミングが掴みにくかったりします。
また、友達やカップルで出掛けたときによく、
すみませーん!写真撮ってもらってもいいですか?
って、シチュエーションありますよね。でも、知らない誰かにお願いするのは勇気がいります。
シューティンググリップがあれば、列に並んでからシャッターが切れ、出かけても声をかけて写真をお願いする必要はありません!
ミニ三脚に使う

これはわかりやすいですね。SONYのカメラは優秀でパソコンに繋ぐだけでウェブカメラになります。ウェブカメラにするなら、三脚がなければ低すぎて顔は写りませんよね。とはいえ、三脚を持ち出すのは大変。
どこに置こう…?
そんなときにシューティンググリップはコンパクトで、デスクの上になんなく置くことができます。

ちょっとしたときにサッと出せる。
便利です。
ジンバルに使う

シューティンググリップは、先ほど申しました通り、シャッターボタン、RECボタンがついています。このボタンはカメラのカスタムキーに連動します。つまり、カスタムキーで“シャッターボタンで録画する”にしていれば、シャッターボタンが録画ボタンになりますし、RECボタンを録画にせず、“再押しピント合わせ(AFオン)”にしていれば、ピント合わせのボタンになります。

つまり、カメラのカスタムキーをシューティンググリップに合わせて使えば、無線でジンバルに載せたカメラを操作し、自由な操作が可能になります!
これをジンバルに応用します。
先日紹介したCRANE M3に、ZV-1を載せての事例を紹介しましょう。

α7Ⅳのカスタムキーはこんな感じにします。




さて、どうなるかわかりますね。
- わざわざカメラ本体のRECボタンを押すことなく、シューティンググリップのシャッターボタンで録画ができる
- シューティンググリップのズームレバーで超解像度ズームでズームができる(α7Ⅳにはズームレバーがないので物理的にズームはできない)
- シューティンググリップのRECボタンでAFとMFをジンバルの手元からいつでも切り替えられる。
- MFからAFに切り替えたとき、ピントが外れたとき、シューティンググリップのC1ボタンで再度ピント合わせができる
どうですか!
カメラがジンバルに載った状態で、手元からこんなにいじることができるのですよ!
実際にセッティングして試してみてください。
シューティンググリップがなかった頃は、毎回カメラから直接操作してました。もちろん、操作するためにRECは中断です。一度、録画を開始したら切るまでその設定で録るしかありませんでした。
カメラとジンバルを繋いでジンバルのボタンから録画できるという機能を有するものもありますが、おすすめしません。ジンバルを動かしているうちに、引っかかって抜けたり、ボタンを押しても機能しなかったりするからです。

シューティンググリップすげーべや!
私は、撮影時に頻繁に使用するボタンを設定していますが、もちろんお好みの機能を割り当てて構いません。
ジンバルを持っているなら必須のアクセサリーですっ!
手に入るサイズでこんなにも用途がある!
いかがだったでしょうか?
こんなに小さいのにたくさんの機能があるんです!
これは買わない手はないですよね。私は、ジンバルとの組み合わせが強力すぎて買いました。
というか、それが書きたくて今回の記事にしました。
SONY シューティンググリップ GP-VPT2BT。超絶オススメしますっ!